CHOCKFAST 1回目(Q&A)

2022.09.30
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第一回は問い合わせの多い質問です。

Q:チョックファスト(オレンジ/グレー)の最低/最高厚みを教えてください。

A:オレンジ:13mm ~ 100mm

グレー  :13mm ~ 50mm

理由:1/2 inch直径×1/2inch高さのテストピースを使用して試験をしている為、 25.4mm ×1/2 = 12.7mmが最低厚みです。                

Q:チョックファストを流し込んだ後の硬化時間はどれ位必要でしょうか。

A:シートの鉄板温度を確認し、以下の温度による積算時間で確認してください。

13℃ ~ 18℃ : 累積で48時間

19℃ ~ 20℃ : 累積で24時間

21℃以上    :  累積で18時間

冬期は13℃以下の時は13℃以上に温める必要があります。

夏期は甲板機械のチョック部の鉄板は40℃を超えるとクラックの原因になるので、

40℃以上に上がらないようブルーシートなどで覆うなどの注意が必要です。

Q:流し込み部はどの程度クリーンアップすれば良いでしょうか。

A:チョック部の防錆塗装はスプレータイプのプライマーで行ってください。

スプレータイプは除去する必要は有りませんが、グリース系を使用した場合は除去が必要です。なお、プライマーの銘柄は問いません。刷毛塗り塗装は刷毛目が残るので良くありません。

Q:硬化剤の減量について教えてください。

A:オレンジは周囲の温度(季節)と流し込む厚みにより減量する必要があります。

グレーは硬化剤の減量は不要です。

一般施工要領書に鉄板の温度とチョックファストの流し込む厚みによる硬化剤の減量方法について記載がございますので、ご参照ください。

Q:チョックファストを攪拌(かくはん)する時の適正温度を教えてください。

A:チョックファストを攪拌する時の適正温度は約20℃~27℃です。

チョックファストは非常に粘性の高い樹脂です。樹脂の温度が19℃を下回った場合、粘土を混ぜた様な状態になるため、攪拌用の羽根が回転しなかったり、破損する可能性があります。その為チョックファストを攪拌する前に、樹脂の温度を約20℃~27℃にあげていただく必要があります。

(粘性が高いとは、チョコレートは温度が高い時は柔らかく、温度が低い時は粘性が高いといったイメージです。)

Q:チョックファストの樹脂缶の温め方の方法を教えてください。

A:チョックファストの樹脂缶の温め方の代表的な方法は、以下の2点があります。

  • 40℃~50℃の湯せんに入れて30分程度温める。
  • 投光器などの熱源を放出する物で温める。

樹脂缶から30㎝以上離して投光器を設置してください。近すぎると投光器に近い樹脂部分だけが高温となり、缶内部で分離する場合がありますので、ご注意ください。また、温める際にはスノコ等の上に樹脂缶を設置し、外気が入らぬよう養生シート等で覆う必要があります。

上記内容にご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。